対応バージョン :	2.2.8
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このプロパティには、「JVMが停止している」とレポートを受けてから、 実際にJVMプロセスを終了するまでの待機時間（秒数）を設定します。 プロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、タイムアウト（時間切れ）は発生しません。

デフォルト値は「15秒」です。

wrapper.jvm_exit.timeout=15

通常の稼働では、WrapperのJava側が JVMシャットダウンサイクルを完了し、終了する準備ができると、 ［System.exit］を実行します。 このタイムアウトがトリガーされるとき、次のようなメッセージがログ化されます。

Wrapper  | シャットダウン失敗: 終了するJVM待ちのタイムアウト。
Wrapper  | JVM はリクエストに応じて終了しませんでした、中止しました

もしアプリケーションの完了に時間を要するものをアプリケーションのシャットダウンフックに登録している場合、 JVMプロセスが終了するまでの待機時間のタイムアウト問題に悩むことになるでしょう。 その問題を回避するためには、このタイムアウト時間を延長して、 アプリケーションのシャットダウンフックが完了できるくらいの時間を提供する必要があるでしょう。 ルールとしてご理解ください、シャットダウンフックは、ほとんど即座に常に完了するはずです。

• [ wrapper.cpu.timeout ] (2.2.8)

  JVM が警告を発信してタイムアウト時間を延長する前の CPU を利用しない期間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.max_hostid_timeout ] (3.4.0) ( スタンダード版/プロフェッショナル版 )

• [ wrapper.logfile.close.timeout ] (3.5.21)

  最後のログエントリの後にログファイルを閉じる秒数を制御します。

• [ wrapper.logfile.flush.timeout ] (3.5.21)

  Wrapper がすべての出力ログをログファイルにフラッシュ（書き出し）する間隔を秒単位で設定します。

• [ wrapper.logfile.inactivity.timeout ] (3.2.0 - 3.5.21で廃止)

  最後のログ記録の後に、ログファイルが閉じられるまでの秒数を制限します。

• [ wrapper.ping.timeout ] (1.0.0)

  JVM から送信される ping 応答の最大間隔（秒数）を設定します。

• [ wrapper.startup_thread.timeout ] (3.5.11)

  非同期スタートアップ処理を完了させるための待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.startup.timeout ] (1.0.0)

  Wrapper が JVM プロセスを起動してから、JVM 側がアプリケーションのスタートアップが確立したと応答を返すまでの Wrapper の待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.shutdown.timeout ] (2.2.7)

  Wrapper が JVM へシャットダウンするように指示を出してから、JVM 側がそれに応答して停止すると返事するまでの待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.jvm_exit.timeout ] (2.2.8)

  「JVM が停止している」とレポートを受けてから、実際に JVM プロセスを終了するまでの待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.jvm_cleanup.timeout ] (3.4.0)

  JVM が完全にシャットダウンされた後、Wrapper が子プロセスをクリーンアップする最大時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.jvm_terminate.timeout ] (3.5.18)

  Wrapper がシステムに JVM プロセスの強制終了を要求してから終了したことを確認するまでの秒数を設定します。

• [ wrapper.event.<event_name>.command.block.timeout ] (3.3.0) ( プロフェッショナル版 )

  設定されたイベントが完了するまで、Wrapper の待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.event.<event_name>.email.receive.timeout ] (3.3.2) ( プロフェッショナル版 )
• [ wrapper.event.<event_name>.email.send.timeout ] (3.3.2) ( プロフェッショナル版 )

Java Service Wrapper では、必要なコンフィギュレーション設定を含んだ完全なパッケージを提供しており、 それを活用することで、皆様の求めるニーズに合った動作を実現させることができます。 上記の例の他に、工夫次第で様々なことが実現可能となりますので、それぞれ個別にプロパティページをご覧ください。

• [ wrapper.anchorfile ] (3.1.1)

  スタートアップ時に作成されたアンカーファイルのパスを指定します。

• [ wrapper.check.deadlock.action ] (3.5.0) ( スタンダード版/プロフェッショナル版 )

  デッドロックを検知したときに行う動作を設定します。

• [ wrapper.commandfile ] (3.2.0)

  実行するコマンドを含むファイルのパスを設定します。

• [ wrapper.disable_shutdown_hook ] (1.0.0)

  ［System.exit()］へのコールの検知を無効にします。

• [ wrapper.disable_forced_shutdown ] (3.5.15)

  Windows コンソールや UNIX シェルでの強制終了を無効にします。

• [ wrapper.forced_shutdown.delay ] (3.5.37)

  強制終了を開始するまでの二つの[ctrl]+[c]、或いは「TERM」信号の間の最短期間（秒数）を制限します。

• [ wrapper.event.<event_name>.command.block.action ] (3.4.1) ( プロフェッショナル版 )

  設定されたイベントコマンドが指定された時間内に完了しなかった場合に行う処理を設定します。

• [ wrapper.exit_code.error ] (3.5.31)

  Wrapper がエラーで停止したときに使用される出力コードを設定します。

• [ wrapper.filter.action.<n> ] (3.0.0)

  フィルタがトリガされる度に実行されるアクションを設定します。

• [ wrapper.filter.trigger.<n> ] (3.0.0)

  一致するとトリガーを作動するメッセージログに含まれている文字列を設定します。

• [ wrapper.ignore_signals ] (3.0.5)

  Wrapper がシステムシグナルを無視するかどうかを制限します。

• [ wrapper.jvm_exit.timeout ] (2.2.8)

  「JVM が停止している」とレポートを受けてから、実際に JVM プロセスを終了するまでの待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.on_exit.<n> ] (3.1.0)

  Java アプリケーションが特定の終了コードに応じて終了する場合に行うアクションを指定します。

• [ wrapper.pidfile ] (3.5.14)

  Wrapper プロセスの PID を書き込むファイルのパスを指定します。

• [ wrapper.shutdown.timeout ] (2.2.7)

  Wrapper が JVM へシャットダウンするように指示を出してから、JVM 側がそれに応答して停止すると返事するまでの待機時間（秒数）を設定します。

• [ wrapper.timer.<n>.action ] (3.3.0) ( プロフェッショナル版 )

  タイマーが発生するときに行うアクションを設定します。