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wrapper.ping.timeout プロパティ |
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警告このプロパティの説明を読まずに、パラメータを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapper の動作不良や不具合の原因となります。 このプロパティには、JVM から送信される ping 応答の最大間隔(秒数)を設定します。 デフォルト値は「30秒」です。
このプロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、タイムアウト(時間切れ)は発生しません。
ping タイムアウトは、
[wrapper. 通常の稼働では、Wrapper は、5秒毎に1回、JVM へ ping 送信して、 JVM プロセスがフリーズしていないことを確認します。 ping タイムアウトとは、「JVM がハングアップしているかもしれない」と Wrapper が想定して JVM を再起動する前に、 その JVM からの次の応答までに待機する時間数です。 このプロパティは、Wrapper から ping されずに JVM が通過する時間数もコントロールします。 もし指定されたタイムアウトの時間数以上の間、Wrapper が JVM へ ping 送信しない場合、 Wrapper は新しい JVM を起動することにより再同期します。 これは、また、もし Wrapper プロセスが異常な状態で終了すると (Windows タスクマネージャーで Wrapper プロセスを停止(kill)したり、あるいは、 UNIX システム上で「kill -9」シグナルを利用したりすると)、 JVM も終了させる、ということでもあります。 Wrapper バージョン 3.5.21 より、Wrapper のプロフェッショナル版では、 「しきい値(秒数)」を超えるとすぐに jvm_ping_timeout イベントを発生します。
[wrapper. 警告この機能が有効中の場合、 このプロパティ値を「0 (ゼロ)」(=タイムアウト無効)か、あるいは「ある程度の大きい値」に設定すると、 稼働中、JVM ハングアップを検知する Wrapper の機能が無効になる、という意味になるので注意してください。 なお、次のことにもご注意ください。 もし Wrapper プロセスが異常な状態で強制終了されたり、あるいは、とんでもないクラッシュの場合、 JVM は Wrapper との再同期の試みはしません。 その時点で、もし Wrapper が Windows サービスとして動作していた場合、 Java プロセスを停止するためにマシンの再起動が必要かもしれません。 通常の ping タイムアウトで、JVM は2、3秒後に自力で終了するでしょう。
[wrapper. |
wrapper.ping.timeout.action プロパティ |
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このプロパティには、上記の[wrapper. 逆互換性や一貫性を保つために、アクションのデフォルト値は「RESTART」に設定してあります。
可能なアクションは次のとおり:
注意JVM が完全にフリーズしている場合、一部のアクション(GC や DUMP など)の処理を実行できない可能性がありますので、ご注意ください。 複数のアクションを指定する: スペースやカンマで区切ることで、複数のアクションを指定することが可能です。 複数のアクションを指定すると、迅速に指定した順番で続けて実行されます。 次の例は、スレッドダンプを実行して、その後、JVM を再起動します。 スレッドダンプは、JVM が完全にフリーズしていない場合のみに実行されます。
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参照: ping |
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参照: タイムアウト(時間切れ) |
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