wrapper.startup.timeout プロパティ |
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警告このプロパティの説明を読まずに、パラメータを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapperの動作不良や不具合の原因となります。 このプロパティには、WrapperがJVMプロセスを起動してから、 WrapperのJVM側が「アプリケーションのスタートアップが確立した」と応答を返すまでのWrapperの待機時間(秒数)を設定します。 プロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、タイムアウト(時間切れ)は発生しません。 デフォルト値は「30秒」です。
問題? もし、アプリケーションのスタートアップ時に、タイムアウト問題に遭遇した場合には、 ほとんどのよくあるケースでは、コンフィギュレーションの設定ミスです。 どうぞ、WrapperManagerが本当に起動しているか、確かめてください。 Wrapperを起動したときに、コンソールに、下記の出力が見えるはずですので、確認してください。
もし、Wrapperバージョン表示が見えていない場合、 WrapperManagerが起動していません。 『インテグレーション方法の概要』を熟読して、 正しいコンフィギュレーションの設定を確認してください。 もし、コンフィギュレーションが正しいならば、デバッグのログ出力を有効にして、問題を追究してください。 Wrapperバージョン表示が見える場合で、 Wrapperがまだスタートアップ時にタイムアウトを起こす場合には、1つか2つの理由が考えられます。 1つ目の可能性は、スタートメソッドの呼び出しが返されていない、ということ。 これは、もし、アプリケーションの起動に、 [WrapperSimpleApp]や [WrapperStartStopApp]や [WrapperJarApp]クラス を使っているならば、問題が起きるはずがありません。 もし、[WrapperListener]を実装しているならば、 [start]メソッドが本当に応答を返しているのか確かめてください。 デバッグ出力が有効な状態で、これが見えるはずです。 2つ目の可能性は、アプリケーションのスタートアップメソッドが確立するまでに単に時間を要している、ということ。 この場合、デフォルトのスタートアップのタイムアウト時間を延長することが必要かもしれません。 タイムアウトを300秒(5分)で試してみてください。 アプリケーションの起動に高い信用性を確保するために、十分に長い時間の値を選ぶのが一番ですが、 実際のJVMハングアップのイベント時に、Wrapperができるだけ素早く反応するくらいの短い長さで十分です。 WrapperManager.signalStarting(n) :
もしスタートアップの手順に、時々、長い時間を要する場合、
長めのタイムアウトを設定する手法ではなく、1つの代替え案として、
[WrapperManager. 警告この機能が有効中の場合、 このプロパティ値を「0 (ゼロ)」(=タイムアウト無効)か、あるいは「ある程度の大きい値」に設定すると、 スタートアップ段階で、JVMハングアップを検知するWrapperの機能が無効になる、 という意味になるので注意してください。 スタートアップ失敗 :
もし[wrapper.
メッセージで示されているとおり、これはコンフィギュレーション問題によるものであり、 「インテグレーション方法」の指示に従えば解決することができます。 警告
[wrapper. |
参照: タイムアウト(時間切れ) |
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参照: 再起動/スタートアップ |
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