wrapper.logfile.close.timeout プロパティ

対応バージョン :3.5.21
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

ログ記録中に JVM アプリケーションがアイドル状態の場合、デフォルトで Wrapper はそのログファイルを閉じます。 そのため、そのファイルを他の方法で検知したり操作することが可能です。 このプロパティは、最後のログエントリからログファイルが閉じられるまでの秒数を設定します。

可能な値は「0秒〜3600秒」の範囲または「-1」です。 「-1」に設定すると、ファイルを閉じることを完全に無効(ずっと開いた状態)にします。 プロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、ログエントリがディスクに書き込まれた後すぐにログファイルを閉じます。

デフォルト値は「1秒」です。

設定例:(1秒)
wrapper.logfile.close.timeout=1

注意

wrapper.logfile.close.timeout]プロパティは、Wrapper をサービスとして制御するために 使用される Wrapper の呼び出し(wrapperm)では無視されます。 これらの呼び出しでは、実行中のサービスインスタンスからアクセス可能なままにしておく必要があるログファイルがブロックされないように、 各エントリがディスクに書き込まれた後は常にログファイルが閉じられます。

ログファイルが閉じられる時、フラッシュされていないログ出力が自動的にフラッシュ(書き出し)されします。 ログファイルをフラッシュ(書き出し)する周期間隔を [wrapper.logfile.flush.timeout]プロパティで設定することができます。

警告

プロパティ値「0 (ゼロ)」の場合、出力の一行ラインごとにファイルを開いたり閉じたりする必要があるため、Wrapper のパフォーマンスに大きな影響が生じます。

注意

逆互換性の都合で、このプロパティのデフォルト値は、 [wrapper.logfile.inactivity.timeout]プロパティ (Wrapperバージョン3.2.0で導入、 Wrapperバージョン3.5.21で廃止) のデフォルト値を取得します。

参照: ログファイル