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[wrapper.logfile]プロパティ

対応バージョン :1.0.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このプロパティは、Wrapper あるいは Java アプリケーションのすべての出力が記録される 「ログファイル」 のパスを設定します。

設定例:(「wrapper.log」の設定)
wrapper.logfile=../logs/wrapper.log

ログファイルの [ロテーションモード]や [出力の表示形式]、 [ログレベル] について詳しくは、各プロパティの説明をご覧ください。

デフォルト:

このプロパティが指定されていない場合や Wrapper は指定の場所に書き込むことが出来ない場合(例えば、権限がないときなど)、 作業ディレクトリー 内にある 「wrapper.log」 と呼ばれるデフォルトログファイルへメッセージを書きだします。 それに失敗すると、ログファイルへの出力は無効になり、ログは[Console]、[Syslog]、若しくは [EventLog] のみで継続されます。 バージョン 3.5.30 より、またログファイルへの書き出しが可能になると Wrapper は書き出しを再開します。

バージョン 3.5.30 より、またログファイルへの書き出しが可能になると Wrapper は書き出しを再開する機能が追加されました。

次のダイアグラムはフォールバックとレジューム(再開)メカニズムを表しています:


ログの無効化:

プロパティ値を「ブランク(空値)」に設定すると、ログファイル出力が無効になります。

プロパティ設定例:
wrapper.logfile=

注意

Wrapper バージョン 3.5.31 から 3.5.34 まで、Wrapper は「ブランク(空値)」が指定されていると ファイルのログ化を無効にせず、デフォルトのログファイルを使用するバグが含まれています。 ログファイルへの記録を無効にできる、より良い方法は、Wrapper バージョン 2.2.5 以降のすべてのバージョンで使える wrapper.logfile.loglevel を 「NONE」 に設定することです。

トークン(分割単位)によるログファイル名の生成:

指定したログファイル名には、次のいずれか、あるいは、両方のトークン ROLLNUMYYYYMMDDを付加することができます:

トークン[ROLLNUM" Token]:

ROLLNUM]トークンは、ログファイルの「ロール番号(分割保存)」です。 「wrapper.log.ROLLNUM」の形式で、 「ROLLNUM」トークン部をインテージャ(整数値)で置き換え、 ログファイル名「wrapper.log」の末尾にロール番号が付加されます。

大きいロール番号が、より古いファイルです。 最新のログファイルは、常にロール番号は「1」巻であり、「wrapper.log.1」となり、 次の2巻目のログファイルは、「wrapper.log.2」と続きます。

wrapper.logfile.rollmode] プロパティに分割モードが設定されている場合で、 このログファイルの指定に「ROLLNUM」トークンが含まれていない場合、 デフォルトとして末尾に「.ROLLNUM」が付加されます。

[ROLLNUM]トークンを使った設定例:
wrapper.logfile=../logs/wrapper.log.ROLLNUM
wrapper.logfile=../logs/wrapper-ROLLNUM.log

トークン[YYYYMMDD]:

YYYYMMDD]トークンを活用するためには、 [wrapper.logfile.rollmode]プロパティに 『DATE(日付)』の値が設定されている必要があります。 「YYYYMMDD」トークン部は、そのファイルに含まれているログ記録の日付で置き換えられます。

[YYYYMMDD]トークンを使った設定例:
wrapper.logfile=../logs/wrapper.YYYYMMDD.log
wrapper.logfile=../logs/wrapper-YYYYMMDD.log
wrapper.logfile=../logs/wrapper_YYYYMMDD.log

トークン省略:

いずれのトークンが指定されたファイル名の形成に適用されない場合、 その生成されたファイル名から、トークン部が省かれます。 トークンが省かれるとき、それに先立つ文字が「.」「-」あるいは「_」なら、それも一緒に削除されます。

[wrapper.logfile.group]プロパティ

対応バージョン :3.5.38
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :Windows (未対応)Mac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このファイルに「グループ」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.group]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.logfile.group=jenkins

[wrapper.logfile.umask]プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このファイルに「umask」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.umask]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.logfile.umask=0022

参照: ログファイル