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- wrapper.environment.dump.loglevel プロパティ
wrapper.environment.dump.loglevel プロパティ |
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Wrapper から見える全ての環境変数を、元の値と共に、ダンプすることが有用な場合があります。 このプロパティは、このダンプをログ化するログレベルを制限します。 デフォルト値は「DEBUG」で、デバッグ出力に含まれます。 予想外の環境が原因で起こる問題が圧倒的です。 このプロパティは、とても有力な機能であり、そのような問題の要因を突き詰めて見つけ出すのに役立ちます。 Windows XP、あるいは Windows Server 2003 上でサービスとして動作するとき、Wrapper は、最初の開始時に、 レジストリに保存されている宣言されたシステム全体の環境変数の全てを読み込みます。 もし「USERNAME」(ユーザー名)環境変数が定義されている場合、 Wrapper は同様にレジストリから、そのユーザー用に環境を読み込みます。 これは、システムリブートを必要とせず、設定された環境の変更を可能にするために、そうしています。 本来、このレジストリのリロード(再読み込み)はすべての Windows バージョンで行われていました。 Wrapper バージョン 3.5.5 より、Windows XP や Server 2003 以降のバージョンで無効にしました。 Wrapper バージョン 3.5.16で、 リロード(再読み込み)は Windows XP と Server 2003 で有効にしましたが、それより最新のバージョンでは必要がないため、そのまま無効にしています。 UNIX 上では、システムスタートアップで起動する時に、Wrapper がほとんど空の環境であるのが一般的です。
デバッグ出力は、環境が設定された場所を示すソース列で始まります。 値は、左から右へ、設定できるところからソースの順番を示し、最後の値が利用されます。
次の例は、特定のユーザーとして Windows 上で動作するときの環境出力です。 いくつかの変数はシステムによって設定され、 その他の変数は、Wrapper や Wrapper コンフィギュレーションによって設定され、 システムユーザーや設定されたアカウント用に両方のレジストリから読み込まれています。
注意Wrapper バージョン 3.5.36 より、wrapper.restart.reload_configuration が『TRUE』に設定されている場合、環境変数のダンプはコンフィギュレーションがリロード(再読み込み)される度に発生します。 以前では、それは起動時のみに起きていました。 |
wrapper.environment.dump プロパティ |
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警告Wrapper バージョン 3.5.36 でこのプロパティの使用は非推奨にされ、その代わりに[wrapper.environment.dump.loglevel]プロパティが推奨されています。 |