wrapper.ping.alert.<x> プロパティ群の概要 |
Wrapper は、JVM モニタリング(監視)の1つの手段として、ping システムの仕組みを利用しています。
Wrapper から ping を送信して、JVM からの応答を待ちます。
もし[wrapper. ping システムは、わりと信頼性が高いですが、 ディスクスワッピングの高い負荷や他のプロセスがリソースを食いつぶしている場合などの一部のケースで、 単に一時的に応答が遅延している場合でも、Wrapper が内部的に「JVM がフリーズしている」と判断することがあります。 JVM がリクエストに応答できない状況であるため、原因を問わず、これは明らかに良くない状況です。 しかし、このケースでは JVM の再起動ではなく、少し長めに待機して待つのが良いかもしれません。
もし、[wrapper. |
wrapper.ping.alert.threshold プロパティ |
||||||||||
このプロパティには、警告メッセージをログ化する「しきい値(秒数)」を設定します。 JVM からの ping 応答が「しきい値(秒数)」よりも長い時間がかかった場合、Wrapper がその警告メッセージをログ化します。 Wrapper バージョン 3.5.21 より、Wrapper のプロフェッショナル版では、 「しきい値(秒数)」を超えるとすぐに jvm_ping_slow イベントを発生し、 ping 応答を受信したときに jvm_ping_response_slow イベントを発生します。 デフォルト値は、ping 応答待機のタイムアウト(時間切れ)の4分の1の値(秒数)です。 プロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、警告をログ化しません。
|
wrapper.ping.alert.loglevel プロパティ |
||||||||
このプロパティには、ログファイルに記録する ping 警告メッセージのログレベルを設定します。 デフォルト値は「STATUS」です。 可能な値は、「コンソール出力のログレベル」や 「ログファイルのログレベル」などと全く同じです。
|
参照: ping |
|
参照: ログレベル |
|