wrapper.event.<event_name>.email.maillog プロパティ

Wrapper バージョン 3.4.0 より、 Wrapper によって送信される通知メールに最近のログアクティビティを添付または追加することができます。 以下のプロパティでは、使用する行数、形式、ログレベル、およびメールにログを添付する方法等を設定できます。

wrapper.event.<event_name>.email.maillog プロパティ

対応バージョン :3.5.31
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版 (未対応)コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティでは、ログを添付ファイルとして、または Wrapper によって送信される通知メールの本文に直接入れて送信するように設定します。

プロパティ名は全て「wrapper.event.<x>.email.maillog形式で、 「<x>」コンポーネント部には、 キーワード「default」(デフォルト)または 「イベントの種類の1つ」を指定します。

有効な値は:

  • [NONE] :ログを送信しない
  • [INLINE] :メールの本文にログを含める
  • [ATTACHMENT] :添付ファイルにてログファイルを送信する
  • [BOTH] :メールの本文と添付ファイルの両方にログを含める

デフォルト値は「NONE」です。

設定例:(「jvm_killed」イベントの時だけ、ログの添付を有効にし、「jvm_prelaunch」イベントの場合は添付しません):
#enable the mail notification for 2 events
wrapper.event.jvm_killed.email=TRUE
wrapper.event.jvm_prelaunch.email=TRUE

#デフォルトで、ログファイルの添付を有効にします
wrapper.event.default.email.maillog=ATTACHMENT

#「jvm_prelaunch」イベント時にログファイルの添付を無効にします
wrapper.event.jvm_prelaunch.email.maillog=NONE

注意

下位互換性のために、これらのプロパティは、非推奨の (Wrapper バージョン 3.4.0で導入、 Wrapper バージョン 3.5.31で廃止された) [wrapper.event.<x>.email.attach_log] プロパティからデフォルト値を取得します。

wrapper.event.default.email.maillog.lines プロパティ

対応バージョン :3.4.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版 (未対応)コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティには、メールにて送信されるログの「行数」を指定します。

デフォルト値は「50」です。

設定例: (50 行)
wrapper.event.default.email.maillog.lines=50

注意

前述のメールプロパティとは異なり、このプロパティは全体共通"デフォルト"ケースに適用される値であり、 イベントの種類ごとに行数を指定することはできませんのでご注意ください。

wrapper.event.default.email.maillog.format プロパティ

対応バージョン :3.4.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版 (未対応)コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティには、メール添付にて送信されるログの表示形式を設定します。 可能な値は、「コンソール出力の表示形式」や 「ログファイルの表示形式」などと全く同じです。

デフォルト値は「LPTM」です。

設定例: (LPTM)
wrapper.event.default.email.maillog.format=LPTM

注意

前述のメールプロパティとは異なり、このプロパティは全体共通"デフォルト"ケースに適用される値であり、 イベントの種類ごとに表示形式を指定することはできませんのでご注意ください。

wrapper.event.default.email.maillog.loglevel プロパティ

対応バージョン :3.4.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版 (未対応)コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティには、メール添付にて送信されるログファイルのログレベルを設定します。 可能な値は、「コンソール出力のログレベル」や 「ログファイルのログレベル」などと全く同じです。

デフォルト値は「INFO」です。

設定例:
wrapper.event.default.email.maillog.loglevel=INFO

注意

前述のメールプロパティとは異なり、このプロパティは全体共通"デフォルト"ケースに適用される値であり、 イベントの種類ごとにログレベルを指定することはできませんのでご注意ください。

wrapper.event.<event_name>.email.attach_log プロパティ

対応バージョン :3.4.0 (Deprecated as of 3.5.31)
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版 (未対応)コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

警告

このプロパティの使用は、Wrapper バージョン 3.5.31 で 廃止され、代わりにwrapper.event.<event_name>.email.maillog プロパティが導入されました。

このプロパティには、Wrapper から送信されるメール通知に、 ログファイルを「添付する(TRUE)/添付しない(FALSE)」を設定します。

プロパティ名は全て[wrapper.event.<x>.email*]形式で、 「<x>」コンポーネント部には、 キーワード「default」(デフォルト)または 「イベントの種類の1つ」を設定します。 他のイベントプロパティとは異なり、 もしログファイルを添付させたい場合には、 これを全体共通"デフォルト"のイベントの種類として設定しなければなりません。 ただし、異なるイベントの種類を利用しって、それらのイベント用にログファイル送信を無効にすることもできます。

デフォルト値は「FALSE」(添付しない)です。

設定例:(「jvm_killed」イベントの時だけ、添付を有効にし、「jvm_prelaunch」イベントの場合は添付しません):
#enable the mail notification for 2 events
wrapper.event.jvm_killed.email=TRUE
wrapper.event.jvm_prelaunch.email=TRUE

#デフォルトで、ログファイルの添付を有効にします
wrapper.event.default.email.attach_log=TRUE

#「jvm_prelaunch」イベント時にログファイルの添付を無効にします
wrapper.event.jvm_prelaunch.email.attach_log=FALSE

参照: イベントメール(イベントに応じたメール通知機能)