wrapper.ntservice.interactive プロパティ

対応バージョン :3.0.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/Linux (未対応)

警告

コンフィギュレーションファイルを使って、 アプリケーションをWindowsサービスとしてインストールしている場合、このプロパティ値を変更しないでください。 このプロパティ値を変更する前に、必ずアプリケーションを既存サービスからアンインストールしてください。 後に、新しい設定値で、サービスを安全に再インストールすることができます。

このプロパティは、Windowsプラットフォームで使われるプロパティです。

このプロパティを「TRUE」に設定すると、サービスにGUI表示が可能になり、 サービスとして動作しているとき、デスクトップにアクセスできるようになります。 デフォルト値は「FALSE」(非インタラクティブサービス)です。

設定例:
wrapper.ntservice.interactive=FALSE

警告

Javaバージョン1.4.0以前の古いバージョンを使う場合:

Java Service Wrapperバージョン3.4.x以上では、Javaバージョン1.4.x以上をサポートしています。

Javaバージョン1.4.0より以前では、Windowsの表示の取り扱いの仕様により、 このインタラクティブプロパティを「TRUE」に設定した状態で、 Windowsサービスとして動作しても、GUIが見えない可能性があります。 この場合、そのJVM上でGUIの表示を可能にするためには、 [wrapper.ntservice.hide_console] プロパティを「TRUE」に設定する必要があります。 設定をする前に、[wrapper.ntservice.hide_console]の説明をご覧ください。

注意

Microsoftでは、Windows Vista や Server 2008から、デスクトップと対話を許可するサービス方法を変更しました。 これはセキュリティの都合であり、現在、サービスが対話できる特別なデスクトップ上だけに、 そのサービスのGUI表示が許可されています。 その理由により残念ながら、インタラクティブ(対話型)機能はほとんど実用にならないものとなってしまいました。 弊社でも異なる方法でGUIを表示する方法を探しています。この問題点に関して引き続き注目していきます。

デスクトップサービス上でGUIへサービスを更新したときに、 Windowsのユーザーデスクトップ上でダイアログを表示させる方法について、 インターネット上でたくさんの参照情報があります。 「インタラクティブ(対話型) サービス ダイアログ Vista」のキーワードで検索してみてください。

重要なセキュリティ上の理由で、Windows上でこれを無効にしてあります。 しかし、もし本当に、この機能を再有効にしたい場合には、 Windowsレジストリ値「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Windows\NoInteractiveServices」を 「0」に変更してください。 レジストリの設定を間違えるとシステムが動作しなくなるなどトラブルもありますので、 レジストリを変更する場合には、十分に気を付けて自己責任でお願いいたします。

注意

Windows XP上で、複数のユーザーが同時にローカルにログインすることが可能です。 Windowsサービスは、唯一、最初のユーザーのデスクトップにアクセスします。

リモートデスクトップツールで再現されたデスクトップは、 インタラクティブ(対話型)サービスによるアクセス可能な状態で表示されないようです。 ローカルデスクトップをミラーリングしている他のツールでは、 ローカルデスクトップをレンダリングしていると、Windowsが解釈して、アクセスできます。

注意

もし、 [wrapper.ntservice.account] プロパティで、特定のアカウントを使ってサービスを動かすように設定されている場合、 このプロパティは、「FALSE」に設定しなければなりません。

注意

このプロパティを変更した場合、Windowsサービスを再インストールするまで有効になりません。

参照: アカウント関連

参照: コンソール