インデックス

wrapper.lockfile プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

警告

このプロパティの説明を読まずに、パラメータを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapperの動作不良や不具合の原因となります。

このプロパティには、WrapperプロセスIDを含むロックファイルを設定します。 このプロパティは、デフォルトで設定されません

このプロパティを設定すると、プロセスが起動した時、 WrapperプロセスのPIDを含むファイルが、指定された配置場所へ書き込まれます。 Wrapperプロセスが終了すると、そのファイルは削除されます。

よくある一般的な値は、 「/var/lock/subsys/myapp」です。

設定例:
wrapper.lockfile=/var/lock/subsys/myapp

注意

もしWrapperの2番目のインスタンスが開始されると、 最初のインスタンスのロックファイルが、その2番目のインスタンスで上書きされます。 これは、古いロックファイルがWrapperの開始を妨害する問題を回避するために行われています。

Linux/UNIXプラットフォーム上で、 Wrapperに同梱して提供しているシェルスクリプト(sh)が、 同じアプリケーションに対して複数のWrapperが動作することを阻止します。 もし、異なるアプリケーションを起動する場合には、 同じマシン上で、それぞれのアプリケーション用に複数のWrapperを動作させることは可能です。

ほとんどのケースでは、 ユーザーは、このプロパティを設定する必要はありません。 Wrapperに同梱して提供している UNIXシェルスクリプト(sh)が、 このプロパティをコマンドラインから設定し、 スクリプトの将来の「起動の試み(invocation)」で、ロックファイルを利用します。 例として、 「src/bin」ディレクトリーにある、 「App.sh.in」ファイルをご覧ください。(Wrapper の旧バージョンのファイル名:「sh.script.in」)

このプロパティは、Windowsバージョンでも有効です。

注意

もし、スタートアップ時に、何かの理由で、指定されたファイルが書き込めない場合、 警告メッセージがログに出力されますが、Wrapperは引き続き動作を継続します。

注意

このプロパティは、 コンフィギュレーションのリロード(再読み込み) で、プロパティ値を有効にすることはできません。 変更したプロパティ値を有効にするためには、Wrapperを再起動してください。

wrapper.lockfile.group プロパティ

対応バージョン :3.5.38
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :Windows (未対応)Mac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このファイルに「グループ」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.group]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.lockfile.group=jenkins

wrapper.lockfile.umask プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このファイルに「umask」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.umask]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.lockfile.umask=0022

参照: PID、ID、ステータスファイル