インデックス

wrapper.java.idfile プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

警告

このプロパティの説明を読まずに、パラメータを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapperの動作不良や不具合の原因となります。

このプロパティには、現在のJava IDを書き込むファイルを設定します。 このプロパティは、デフォルトで設定されません

このプロパティは、ほとんどのアプリケーションに使いません。 しかしながら、 Javaプロセスのステート(状態)をモニタリング(監視)する必要がある外部アプリケーションに便利に使えることでしょう。

このプロパティを設定すると、最初のJavaプロセスが起動した時、 Javaプロセスの最新のIDを含むファイルが、指定された配置場所へ書き込まれます。 毎回JVMが再起動されるごとに、IDは1ずつ増加していきます。 最初の「起動の試み(invocation)」は「1」となります。 これは、 [WrapperManager.getJVMId()] によって返される値や、 ログファイルに表示される値と同じ値です。 Wrapperプロセスが終了すると、そのIDファイルは削除されます。

設定例:
wrapper.java.idfile=./myapp.java.id

注意

Wrapperは、ステータス(状況)が変わるたびに、このファイルを開き、書き込む必要があります。 Wrapperは、短時間であれば外部プロセスによってロックされているファイルを見越して書き込むコードの準備をします。 しかしながら、1秒間以上、ファイルのロックが解放されずに書き込めないと、 Wrapperは失敗としてログに警告メッセージを記録しますが、Wrapperの運用には影響ありません。

注意

このプロパティは、 コンフィギュレーションのリロード(再読み込み) で、プロパティ値を有効にすることはできません。 変更したプロパティ値を有効にするためには、Wrapperを再起動してください。

wrapper.java.idfile.group プロパティ

対応バージョン :3.5.38
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :Windows (未対応)Mac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このファイルに「グループ」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.group]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.java.idfile.group=jenkins

wrapper.java.idfile.umask プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このファイルに「umask」を設定することができます。 詳しくは[wrapper.*.umask]プロパティを参照ください。

設定例:
wrapper.java.idfile.umask=0022

参照: PID、ID、ステータスファイル