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wrapper.java.additional.<n> プロパティ群 |
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このプロパティには、アプリケーションを起動するとき、Java へ引き渡す追加 Java パラメーターを設定します。 アプリケーション用のパラメーターではなく、むしろ JVM 向けのパラメーターです。 追加の Java パラメーターのリストを動的に変更したい場合は、いくつかの方法があります。 そのうちの1つは、カスケード形式インクルードファイルを使用して、[wrapper.java.additional.<n>]プロパティと JVM オプションをリストした生成済み設定ファイルを追加する方法です。 もう1つの方法は、[wrapper.java.additional_file]プロパティを使用して、プロパティを省略した JVM オプションのみをリストしたパラメーターファイルを参照する方法です。最後に、Wrapper の起動時に[wrapper.java.additional.<n>]をコマンドラインプロパティとして渡す方法がもあります。 注意
アプリケーション固有のプロパティ、特に機密データを含む値を持つプロパティの場合は、[wrapper. <n>コンポーネント部:
各要素は、「wrapper. 個別のパラメーターエントリ: 各プロパティで 1 つのパラメーターのみを定義することが重要です。
注意Wrapper ver. 3.6.0 より、次のオプションは、スペースで引数と区切ることができます。
引用符: Wrapper 3.6.0 以上のバージョン Wrapper ver. 3.6.0 以降、特殊文字の扱いが変更され、すべてのプラットフォーム間で一貫性が確保されるようになりました。 ほとんどの場合、JVM が受け取ることを意図したとおりにパラメーター値を記述できます。 ただし、先頭または末尾のスペースは例外です。これらのスペースは通常、プロパティ値から削除されます。 これらのスペースを保持するには、値を引用符で囲む必要があります。 対応する「quotable」プロパティが「TRUE」に設定されている場合、これらの引用符は削除されます。 値に引用符自体を保持するには、「\」文字でエスケープします。バックスラッシュも二重にする必要があります(「\\」)。 その他の文字はエスケープできません。 引用符を削除する場合、次の変更のみが適用されます。
Wrapper 3.6.0 未満のバージョン Wrapper の古いバージョンでは、引用符の扱い方がプラットフォームによって異なります。 Windows では、Java プロセスはコマンドラインを使用して作成されますが、スペースを含む引数は引用符で囲む必要があります。 プロセスの起動時に、コマンドラインから引用符は自動的に削除されます。 一方、Linux では配列が使用され、引数は直接渡されます。 Windows の挙動をシミュレートし、プラットフォーム間で同じ設定を使用するには、 特定のパラメーターに引用符削除フラグを設定することができます(stripquotes プロパティ = TRUE)。 このフラグは Unix でのみ使用され、パラメーターを JVM に渡す前に引用符を削除することを指定します。 引用符を削除すると、次の文字を除く他のすべての文字は変更されません。 When stripping quotes, all other characters except for the following will remain unchanged.
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wrapper.java.additional.<n>.stripquotes プロパティ群 |
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警告Wrapper ver. 3.6.0 以降、このプロパティは不要になったため無効になりました。 「stripquotes」でマークされた値は、バックスラッシュ (\) と引用符 (") をエスケープしないように修正する必要があります。
もし、1つの[wrapper.
[wrapper.
デフォルトでは [wrapper. <n>コンポーネント部:
各要素は、「wrapper.
引用符を削除する場合、次の変更のみが適用されます。 その他の文字は変更されません。
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wrapper.java.additional.default.stripquotes プロパティ |
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警告Wrapper ver. 3.6.0 以降、このプロパティは不要になったため無効になりました。 「stripquotes」でマークされた値は、バックスラッシュ (\) と引用符 (") をエスケープしないように修正する必要があります。
すべての[wrapper.
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wrapper.java.additional.<n>.java_version.min プロパテ群 |
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このプロパティは、Java バージョンが指定された値以上の場合にのみ、インデックス「n」のオプションを追加するために使用できます。 デフォルト値は「1.4」で、これは Wrapper でサポートされている最も古い JVM バージョンです。 これより低い値は無効であり、Wrapper を停止させます。 値のフォーマットは、Java のバージョンに関わらず、「1.major[.minor[_revision]]」、あるいは「major[.minor[.revision]]」のどちらでも可能です。 これは、「java -version」によって返された両方のナンバリングスキームをサポートするために行われます。 Java 9 以前では、最初のフォーマットが使用されていましたが、Java 9 以上では最後のフォーマットが使用されます。 角括弧は、マイナー及びリビジョンのコンポネントが任意であることを示します。 片方または両方を指定しないと、これらのプレースホルダーは任意の数値を受け入れることになります。
警告
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wrapper.java.additional.<n>.java_version.max プロパティ群 |
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このプロパティは、Java バージョンが指定された値以下の場合にのみ、インデックス「n」のオプションを追加するために使用できます。 デフォルト値は、「UNLIMITED」です。. 値のフォーマットは、Java のバージョンに関わらず、「1.major[.minor[_revision]]」あるいは「major[.minor[.revision]]」のどちらでも可能です。 これは、「java -version」によって返された両方のナンバリングスキームをサポートするために行われます。 Java 9 未満では、最初のフォーマットが使用されていましたが、Java 9 以上では最後のフォーマットが使用されます。 角括弧は、マイナー及リビジョンのコンポネントが任意であることを示します。 片方または両方を指定しないと、これらのプレースホルダーは任意の数値を受け入れることになります。
警告
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wrapper.java.additional.<n>.app_only プロパティ群 |
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警告
このプロパティの使用は Wrapper ver. 3.5.60 以降は非推奨となり、代わりに[wrapper. Java アプリケーションを実行するために JVM を起動する前に、Wrapper は「--dry-run」オプションを使用して Java コマンドラインを実行して、「--dry-run」コマンドラインが有効かどうかを確認します。
[wrapper. このプロパティは、「--dry-run」オプションをサポートしていない Java バージョン(Java 9 未満)を使用する場合には効果がありません。 デフォルト値は「FALSE」です。 これは、指定されたオプションが実際の Java コマンドラインと「--dry-run」コマンドラインの両方に表示されることを意味します。 ほとんどの場合、すべての JVM オプションが検証されるため、「FALSE」が推奨されます。 注意このプロパティを「TRUE」に設定すると、指定されたオプションの有効性チェックがバイパスされます。
ただし、[wrapper.
ほとんどの場合、出力は[wrapper.java.query.loglevel]プロパティで指定されたレベル (デフォルトでは DEBUG) でログに記録されるため、この警告は表示されません。 ただし、「--dry-run」オプション付き JVM ではユーザーのネイティブコードが実行されないため、 ネイティブメモリの使用状況を追跡することはできません。 したがって、「--dry-run」コマンドラインにはこのオプションを含めないことをお勧めします。
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wrapper.java.additional.<n>.scope プロパティ群 |
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警告このプロパティの説明を読まずに、パラメーターを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapper の動作不良や不具合の原因となります。 Java アプリケーションを起動する前に、Wrapper は java コマンドを数回実行し、現在の Java インストールの特性と アプリケーションに適切な設定を判断します。 ほとんどの場合、これらの Java 呼び出しのコマンドラインは Wrapper によって自動的に作成されるため、 ユーザーは何も気にする必要はありません。 しかし、ごくまれに、これらのコマンドラインに特定のオプションを追加または削除する必要がある場合があります。 まず、これらの Java 呼び出しとその役割のリストを一覧にしてみましょう。
[wrapper. 可能な値は:
デフォルト値は「DRYRUN_APP」です。
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wrapper.java.additional_file プロパティ |
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一部のケースでは、Wrapper 設定ファイル内に Java パラメーターをリスト化すると、 不便な場合もあります。 このプロパティは、アプリケーションに渡される1つ以上の JVM 引数を含むファイルを指定する方法を提供します。 これは、パラメーターリストを動的に、またはインストーラーを介して生成する必要がある場合に非常に役立ちます。 標準の[wrapper.java.additional.<n>]プロパティで定義されたものが先で、 その後に、このファイル定義によるパラメーターが適用されます。 注意ファイル名に WRAPPER_JAVA_VERSION の環境変数を含めると異なる Java のバージョンを対象にすることが出来ます。 ファイルの記述形式: ファイルの記述形式はシンプルです。
注意Wrapper ver. 3.6.0 未満のバージョン では、「引用符で囲うモード」が存在せず、1 行に複数の引数が常に許可されます。 いずれかの値にスペースを含む必要がある場合、 ファイルがすべてのプラットフォームで一貫して動作することを確認するために、 以下のルールに従って引用符を追加する必要があります。 |
wrapper.java.additional_file.required プロパティ |
wrapper.java.additional_file.quotable プロパティ |
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「TRUE」に設定すると、「追加ファイル」に含まれる引用符が削除されます。 これにより、引用符を値の区切り文字として使用し、複数の引数を1行に列挙できるようになります。 また、引用符を区切り文字として使用して、引数値の先頭または末尾のスペースを保持することもできます。 このプロパティのデフォルト値は「FALSE」です。 警告Wrapper ver. 3.6.0 未満のバージョン では、「引用符で囲うモード」が存在せず、1 行に複数の引数が常に許可されます。 いずれかの値にスペースを含む必要がある場合、 ファイルがすべてのプラットフォームで一貫して動作することを確認するために、 以下のルールに従って引用符を追加する必要があります。 以下の例では、Wrapper 3.6.0 未満のバージョンでは、この行は3つの異なる引数として解釈されていました。 Wrapper ver. 3.6.0 以上では、[wrapper.java.additional_file.quotable]が「TRUE」に設定されていない限り、引用符を含む単一の引数として解釈されます。
「quotable」プロパティが「TRUE」に設定されている場合、 対応する値に含むべき引用符自体を保持するには、「\」文字でエスケープする必要があり、 バックスラッシュも二重にする必要があります(\\)。 その他の文字はエスケープできません。 引用符を削除すると、次の置換が行われます。
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wrapper.java.additional_file.stripquotes プロパティ |
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警告Wrapper ver. 3.6.0 以降、このプロパティは不要になったため無効になりました。 「stripquotes」でマークされた値は、バックスラッシュ (\) と引用符 (") をエスケープしないように修正する必要があります。 プラットフォームによって、スペースを含むパラメーターの扱いが異なります。 特定の設定を一貫して動作させるには、これらの値は常に引用符で囲む必要があります。 Windows では、値はそのまま使用されますが、UNIX プラットフォームでは、コマンドラインが パラメーターリストに分割されるため、引用符は削除されます。 ほとんどの場合、これらの引用符を削除する必要があります。 デフォルト値は、「FALSE」です。
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使用例 |
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参照: パラメータ |
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