インデックス

wrapper.splashscreen.mode プロパティ

対応バージョン :3.3.7
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/Linux (未対応)

警告

コンフィギュレーションファイルを使って、 アプリケーションをWindowsサービスとしてインストールしている場合、このプロパティ値を変更しないでください。 このプロパティ値を変更する前に、必ずアプリケーションを既存サービスからアンインストールしてください。 後に、新しい設定値で、サービスを安全に再インストールすることができます。

このプロパティは、Wrapperバイナリのコンソールレス版 「wrapperW.exe」 で使われるプロパティです。 Wrapperのコンソールレス版「wrapperW.exe」を ベースにしたバイナリを利用していなければ、このプロパティは無視されます。

このプロパティには、スプラッシュスクリーンの表示モードを設定します。 スプラッシュスクリーンとは、Wrapperバイナリのコンソールレス版 「wrapperW.exe」 が動作する際に表示されるスクリーンです。

デフォルト値は「JVM_STARTED」です。

設定例:
wrapper.splashscreen.mode=JVM_STARTING

有効なモードは次のとおり:

  • [NONE] :

    完全にスプラッシュスクリーンを無効にします。

  • [JVM_STARTING] : 

    Wrapper スタートアップで、スプラッシュスクリーンを表示し、 最初のJVMが起動すると同時に、すぐにそのスクリーン表示を隠します。 [WrapperManager] クラスが、ユーザーアプリケーションを初期化されてスタート準備ができたことを示します。 この場合、ユーザーアプリケーションがスタートする前に、スプラッシュスクリーンが隠されます。

  • [JVM_STARTED] :

    Wrapper スタートアップで、スプラッシュスクリーンを表示し、 「JVMでアプリケーションが開始した」というレポートをすると、そのスクリーン表示を隠します。

    インテグレーション 方法1(WrapperSimpleApp)方法2(WrapperStartStopApp)、 あるいは、 方法4(WrapperJarApp)を利用しているとき、 これは、アプリケーションのメインメソッドが完了したときに、 あるいは、メインメソッドが完了して2秒後に、発生します。 その秒数を変更するには、[maxStartMainWait]システムプロパティを変更してください。 詳しくは、JavaDocsの該当するヘルパークラスをご覧ください。

    • インテグレーション方法1のシステムプロパティ: [.WrapperSimpleApp.maxStartMainWait
    • インテグレーション方法2のシステムプロパティ: [.WrapperStartStopApp.maxStartMainWait
    • インテグレーション方法4のシステムプロパティ: [.WrapperJarApp.maxStartMainWait

    インテグレーション方法3(WrapperListener)を利用しているとき、 [WrapperListener.start] メソッドが返されると、 そのスクリーンが隠されます。

注意

Wrapperバージョン3.3.7で、「JVM_STARTING」に設定したとき、 スプラッシュスクリーンは、JVMプロセスが起動した後、即座に隠されていました。 後続バージョンでは、この点が改善されています。

スプラッシュスクリーンのイメージ画像:

スプラッシュスクリーンのデフォルトでは、 Wrapperバイナリのコンソールレス版「wrapperW.exe」 に埋め込まれた、Java Service Wrapper イメージ画像を利用しています。 Wrapperバイナリをカスタマイズすることで画像イメージを変更することができます。

参照: WrapperW コンフィギュレーション プロパティ

Wrapper バイナリのコンソールレス版「wrapperw.exe」のみで利用されるプロパティ: