概要:共有のシャットダウンプロパティ

wrapper.share.<n>.shutdown.*]プロパティ群では、 Wrapper(JVM ではなく)のシャットダウン時に「マウント済み(接続済み)の共有」 を、Wrapper が処理する方法を指定します。 共有はこの時だけにアンマウント(共有の切り離し)されます。 たとえば、JVM の再起動中に、それらはアンマウントおよび再マウント(割り当て接続)されません。

さらに、Wrapper は、現在の Wrapper プロセスによってマウントされていないネットワークドライブのアンマウントを試みることはありません。

<n> コンポーネント部:

プロパティ名の「<n>」コンポーネント部には、 「1」からカウントアップしていくインテージャー(整数値)のナンバリング数値を入れて指定します。 デフォルトでは、連番であり欠番で飛ぶことはないはずです。 [wrapper.ignore_sequence_gaps] プロパティで、シーケンス内でギャップ(途切れ)検索を「許可する/許可しない」を任意に設定にすることができます。

wrapper.share.<n>.shutdown.unmap プロパティ

対応バージョン :3.5.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/Linux (未対応)

このプロパティには、Wrapper のシャットダウン時に、Wrapper がネットワークドライブを切断するかどうかを指定します。

Wrapper 開始時にドライブが既に存在した場合、このプロパティは無視され、ドライバーはマウントされた状態のままになります。

デフォルト値は「FALSE」で、Wrapper がドライブを切断しません

設定例:
wrapper.share.1.shutdown.unmap=FALSE

注意

複数のサービスが同じ共有を利用する場合を想定して、デフォルト値(FALSE)を採用しました。 最初のサービスを停止するときにこの共有がアンマウントされると、他のサービスで使用できなくなります。 ただし、共有が1つのサービスでしか使われていないことが分かっている状況では、通常、値を「TRUE」に変更し、 Wrapper 開始前の状態に自動的に戻す方がよいでしょう。

wrapper.share.<n>.shutdown.unmap.force プロパティ

対応バージョン :3.5.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/Linux (未対応)

このプロパティは、接続上に開いているファイルまたはジョブがある場合に、切断を行うかどうかを指定します。

このパラメーターが「FALSE」の場合、開いているファイルまたはジョブがあると関数は失敗し、ネットワーク ドライブは保持されます。

デフォルト値は、「FALSE」です。

設定例:
wrapper.share.1.shutdown.unmap.force=FALSE

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共有関連のプロパティを全部まとめた例がありますので参照ください。