wrapper.pausable.stop_jvm プロパティ

対応バージョン :3.5.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このプロパティには、Wrapperがポーズ(一時停止)したときのアクションを設定します。 アクションの種類については[wrapper.pausable]プロパティをご覧ください。 このプロパティは、 [wrapper.pausable]プロパティを「TRUE」に設定しなければ、効果はありません。

このプロパティを「TRUE」に設定すると、 そのサービスがレジューム(再開)か停止されるまで、JVMをシャットダウンさせます。 その一方で、「FALSE」に設定すると、JVMは通常どおり動作を継続して、 Wrapperがサービスコントロールイベントを、ユーザーコードを扱えるJVMへ送信して、 アプリケーションをポーズ(一時停止)状態にします。

デフォルト値は「TRUE」です。

設定例:
wrapper.pausable=TRUE
wrapper.pausable.stop_jvm=TRUE

動作を継続しているJVMでサービスコントロールイベントを受信したり取り扱うためには、 次のようなコードを実装することが必要です。 この例では、サービスイベントを受信するだけのためにフラグを立てて、 「WrapperEventListener」を作成して登録しています。

設定例:
WrapperManager.addWrapperEventListener( new WrapperEventListener() {
    public void fired( WrapperEvent event ) {
       if ( event instanceof WrapperServiceControlEvent ) {
          WrapperServiceControlEvent scEvent = (WrapperServiceControlEvent)event;
          switch ( scEvent.getServiceControlCode() ) {
          case WrapperManager.SERVICE_CONTROL_CODE_PAUSE:
             myPauseCallback();
             break;
          case WrapperManager.SERVICE_CONTROL_CODE_CONTINUE:
             myContinueCallback();
             break;
          }
       }
    }
}, WrapperEventListener.EVENT_FLAG_SERVICE );

注意

逆互換性の都合で、このプロパティのデフォルト値は、 [wrapper.ntservice.pausable.stop_jvm]プロパティ値になっています。

参照: 一時停止