wrapper.registry.* プロパティ群

警告

コンフィギュレーション・ファイルを使って、 アプリケーションを Windows サービスとしてインストールしている場合、このプロパティの値を変更しないでください。 このプロパティ値を変更する前に、必ずアプリケーションを既存サービスからアンインストールしてください。 後に、新しい設定値で、サービスを安全に再インストールすることができます。

Windows レジストリで設定されている JVM を起動できるように、Wrapper を設定することができます。 [wrapper.java.command] プロパティを空値に設定してください。

もし、Java コマンドは Windows レジストリを使って検出される場合、そのコマンドのパスが WRAPPER_JAVA_HOME 環境変数に保存されます。 この値は、他のプロパティの値で参照できます。

次のプロパティを使用して、Windows レジストリで検索する方法を設定できます。 いずれも設定されていない場合、Wrapper はレジストリの「CurrentVersion」文字列を使用します。

注意

オラクル社は、JRE バージョン 9 以降のレジストリキーの配置場所を変更しましたので、 新しいバージョンと古いバージョンがマシン上に混在している場合、二つの「CurrentVersion」 文字列が存在酢つことがあります。 デフォルトでは、Wrapper は最新の JRE インストール(9 以上)の現行バージョンを使用して試行します。 それに失敗すると、古い JRE インストールの現行バージョンを検索します。

wrapper.registry.java_home プロパティ

対応バージョン :3.2.4
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/OS (未対応)IBM z/Linux (未対応)

デフォルトでは、Sun JRE インストーラーにより、Wrapper はレジストリ エントリー セットを探します。 このプロパティを設定すると、「JAVA_HOME」値を含むレジストリキーの、 特定の場所を Wrapper が検索することが可能です。

デフォルト レジストリキー:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Runtime Environment\{CurrentVersion}\JAVA_HOME

指定されたレジストリキーは、「REG_SZ」タイプのキーへの完全なパスです。

例 - デフォルトのレジストリロケーション:
wrapper.java.command=
例 - レジストリロケーションのカスタム設定:
wrapper.java.command=
wrapper.registry.java_home=HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MyCompany\MyApplication\JavaHome

レジストリエントリーは、Java インストールへの完全な絶対バスを含んでいるべきであり、 パスはインストールのホーム・ディレクトリーであるはずです。 Wrapper は、指定されたディレクトリーへ、「\bin\java」を追加します。

例 - REG_SZ 値:
C:\Program Files\MyApp\jre

wrapper.registry.java_version プロパティ

対応バージョン :3.5.36
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/OS (未対応)IBM z/Linux (未対応)

このプロパティは、Java コマンドが Windows レジストリを使って検出される場合、JRE バージョンを指定するために、[wrapper.registry.java_home]の代替として使うことが出来ます。 Wrapper は、JRE インストーラによって設定されたレジストリキーに含まれる指定されたバージョンを検索します。 一致するものが見つからない場合、Wrapper はエラーで停止します。

値:
wrapper.java.command=
wrapper.registry.java_version=9

参照: Java コマンド