インデックス

wrapper.request_thread_dump_on_failed_jvm_exit プロパティ

対応バージョン :2.2.7
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

このプロパティを有効にすると、リクエストに応じて JVM が終了しない時に、Wrapper がスレッドダンプを要求します。

このスレッドダンプ情報は、JVM が終了しない理由を追究するのに役立ちます。 何らかの理由で JVM がハングした場合、そのプロセスがスレッドダンプ要求に応答しないため、 このプロパティとそれに関連する遅延は無視されます。

デフォルト値は「FALSE」(スレッドダンプを要求しない)です。

設定例:(スレッドダンプを要求する)
wrapper.request_thread_dump_on_failed_jvm_exit=TRUE

Windows サービスを実行しているとき、このプロパティによってコンソールウィンドウが自動的に割り当てられます。 これは、必要なシグナルが JVM へ送信されるために必要なことです。 コンフィギュレーションファイルで[wrapper.ntservice.console] プロパティが、 明らかに「TRUE」に設定されていない場合、Wrapper はコンソールを隠します。

wrapper.request_thread_dump_on_failed_jvm_exit.delay プロパティ

対応バージョン :3.5.6
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

Wrapper は、スレッドダンプをリクエストした後、実際に JVM プロセスを強制終了する前に一瞬、待機する必要があります。 これは、JVM が実際にスレッドダンプを生成して、それを完全な状態で、 コンソールやファイルへ出力する時間を確実に確保するために必要なことです。 このプロパティには、その待機時間を秒数を設定してコントロールすることができます。

この遅延は、最低でも1秒である必要がありますが、デフォルト値は「5秒」です。

設定例:(長めの遅延でスレッドダンプのリクエスト)
wrapper.request_thread_dump_on_failed_jvm_exit=TRUE
wrapper.request_thread_dump_on_failed_jvm_exit.delay=20

参照: 遅延