概要

プロパティ[wrapper.cipher.<n>.*]は、パスワードや機密データを隠すために使用できるエンコード方法 (暗号化または難読化) を設定するために使用されます。

各インデックスは([wrapper.cipher.<n>.name]プロパティを使用する)名前で識別され、 エンコーディングを記述する複数のプロパティをグループ化します。 [wrapper.cipher.<n>.name]プロパティも、縦棒の後に記述された名前(%...|<cipher_name>%)を持つ1つ以上のエンコーディングトークンにリンクされます。

注意

[wrapper.cipher.<n>.*]の設定は、テキストが「--encoding」コマンドでエンコードされるときに自動的に生成されます。 「--encoding」コマンドの使用方法については、このページをご覧ください。

以下のプロパティが利用可能です。

<n> コンポーネント:

各要素は「wrapper.cipher.」で始まるプロパティ名を持ち、 そのプロパティ名の 「<n>」コンポーネント部には、 「1」からカウントアップしていく整数値のナンバリング数値を入れて指定します。 デフォルトでは、整数値は連番であり、ギャップ(途切れ)は許可されません。 [wrapper.ignore_sequence_gaps]プロパティを任意に設定することでシーケンス内のギャップを許可できます。

wrapper.cipher.<n>.name プロパティ

対応バージョン :3.6.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxAlpine LinuxFreeBSDSolarisIBM z/Linux

このプロパティは、すべてのインデックス間で一意となる名前を指定します。 その名前は英数字、ハイフン、またはアンダースコアで構成されている必要があります。 さらに、名前にはエンコード方式名 (つまり、「mask」、「base64」、「base64url」、「obf」、または「robf」) を使用できません。 これらは既に変更不可のデフォルトエンコーディング設定を参照しており、設定ファイルに記述することはできません。

秘密鍵ファイルを指定する場合、このプロパティはエンコードされたトークンで使用できるエンコーディング定義を作成するために必要です。 ただし、このプロパティは、エンコーディングのエイリアスを指定するためにも使用できます。

設定例:
wrapper.cipher.1.name=r
wrapper.cipher.1.method=robf

# 'r' now refers to 'robf' and can be used after the vertical bar in encoded tokens:
wrapper.app.property.1=-Dmysecret=%5LF8WKKKnaOnCtwdGkK4aq|r%

wrapper.cipher.<n>.method プロパティ

対応バージョン :3.6.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxAlpine LinuxFreeBSDSolarisIBM z/Linux

このプロパティは、パスワードまたはデータをエンコードするために使用する手法を指定します。

次の手法が使用可能です。

  • 「 [mask] 」:この手法ではテキストはクリアテキストで書き込まれますが、ログファイルではアスタリスク(*)でマスクされます。

  • 「 [base64] 」:標準の Base64 エンコーディング

  • 「 [base64url] 」:URL の Base64 を修正(「+」を「-」に置き換え、「/」を「_」に置き換え)

  • 「 [obf] 」:独自の難読化手法(同じ入力では常に同じ出力が生成されます)

  • 「 [robf] 」:独自のランダム難読化手法(同じ入力からランダムな出力が生成され、暗号解読に対してより強力になります)

wrapper.cipher.<n>.private_keyfile プロパティ

対応バージョン :3.6.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版 (未対応)
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxAlpine LinuxFreeBSDSolarisIBM z/Linux

このプロパティは、秘密鍵を使用できる手法(「obf」および「robf」)の秘密鍵ファイルへのパスを指定します。 値は絶対パスまたは作業ディレクトリからの相対パスで指定できます。

[wrapper.cipher.<n>.private_keyfile]プロパティは、名前と手法と一緒に定義する必要があります。

設定例:
wrapper.cipher.1.name=r1
wrapper.cipher.1.method=robf
wrapper.cipher.1.private_keyfile=../conf/secure/r1.key

注意

--keygen」コマンドを使って秘密鍵を生成できます。 詳細についてはこちらのセクションをご覧ください。

警告

キーをセキュアフォルダーに保存し、付与する権限を必要最低限??に制限することが非常に重要です。 通常、Wrapper を実行しているユーザーのみがアクセスできるようにする必要があります。

秘密鍵の権限を調整する方法については、こちらのページをお読みください。

参照: セキュリティ

暗号設定:

セキュアファイル:

コマンド: