wrapper.disable_tests プロパティ

対応バージョン :3.5.16
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/Linux

WrapperManager クラスには、Wrapper の障害モードをテストするのに非常に役立ついくつかのメソッドが含まれていますが、 信頼できないコードが実行中のシステムでそれらを呼び出すと、セキュリティリスクの懸念があります。 Wrapper は初期のバージョンから、テストメソッドへのアクセスや他の機能へのアクセスをコントロールする セキュリティマネージャーの利用をサポートしています。 ただし、[wrapper.disable_tests]プロパティを使用してこれらのテストメソッドを無効にすることもできます。

信頼できないコードを動かしている JVM には、セキュリティマネージャーを実装するべきであり、 通常は、このプロパティをデフォルト値のままで、安全です。

このテストメソッドは、デフォルトで有効(FALSE)にしてあります。

設定例:
wrapper.disable_tests=FALSE

このプロパティは、次のメソッドの利用に影響を及ぼします。

もし、テストが無効の状態で、テストメソッドが呼び出された場合、「IllegalStateException」を投げ返します。

無効のテストをコールした場合のログ例:
jvm 1    | Exception in thread "main-myapp-thread" java.lang.IllegalStateException: Test methods have been disabled.
jvm 1    |      at org.tanukisoftware.wrapper.WrapperManager.accessViolationNative(WrapperManager.java:2699)
jvm 1    |      ...
jvm 1    |      ...