wrapper.startup.delay プロパティ

対応バージョン :3.1.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティには、Wrapperが起動してから最初のJVMを起動するまでの ポーズ(一時停止)する時間数(秒数)を設定します。 デフォルト値は「0 (ゼロ)」です。

ほとんどのアプリケーションでは、「0 (ゼロ)秒」のスタートアップ遅延にしたいところでしょう、 しかし、いくつかのケースがあり、例えば、 システムの再起動後にシステムリソースが即座に有効にならないような場合です。 一般的に、そのような問題を十分に扱えるくらい堅調に、 Javaアプリケーションを動かしておくことが推奨されます。 しかしながら、それが可能でない所では、このプロパティは役に立つかもしれません。

設定例:(30秒)
wrapper.startup.delay=30

wrapper.startup.delay.service / wrapper.startup.delay.console プロパティ

対応バージョン :3.1.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

Windowsサービスとして動作しているとき、スタートアップ遅延が必要かもしれません。 しかしながら、常にそのような遅延を持つことは、 アプリケーションがコンソールから動作をしている場合に、不便かもしれません。 Wrapperは、このプロパティに2つのバリアントを提供しており、 『サービスとして』あるいは『コンソールアプリケーションとして』動作しているのか、 Wrapperの動作状況に応じて、異なるスタートアップ遅延を指定することが可能です。

  • サービス遅延は、 [wrapper.startup.delay.service] プロパティで指定します。
  • コンソールモードの遅延は、 [wrapper.startup.delay.console] プロパティで指定します。
  • もし、どちらのプロパティも指定されていない場合、 デフォルト値は上記の [wrapper.startup.delay]の値です。
設定例:
wrapper.startup.delay.console=0
wrapper.startup.delay.service=30

Linux/UNIXプラットフォーム上で、 もし、[wrapper.daemonize] プロパティを「TRUE」に設定すると、Wrapperはサービスとして動作します。 Wrapperに同梱して提供されているシェルスクリプトでは、 もし[start]コマンドが利用されたときには、 [wrapper.daemonize]プロパティを設定します。

参照: 遅延