wrapper.single_invocation プロパティ

対応バージョン :3.1.2
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSX (未対応)Linux (未対応)IBM AIX (未対応)FreeBSD (未対応)HP-UX (未対応)Solaris (未対応)IBM z/OS (未対応)IBM z/Linux (未対応)

このプロパティは、Windows プラットフォームで使われるプロパティです。

このプロパティでは、1つのアプリケーションに対して、同時に複数の「起動の試み(invocation)」を許可するのか、 「単一起動のみ(TRUE)/複数起動あり(FALSE)」をコントロールすることが可能です。 デフォルト値は「FALSE」(複数の起動あり)です。

もし、単一起動のみを許可している(TRUE)場合、 Wrapperは、メモリビルド内部に、『Java Service Wrapper - 』に続く文字に [wrapper.ntservice.name] プロパティ値を合成した文字列から、 「Mutex」(ミューテックス)と名付けられたものを探します。 (ミューテックス:多重起動を防止する排他制御コントロール信号) つまり、 Wrapperによってコントロールされている複数のアプリケーションを同時に動かしながら、 同時に、個別のアプリケーションの同時多重起動を防止することが可能です。

このプロパティは、アプリケーションが、Windowsサービスとして動作しているとき、 コンソールアプリケーションとして起動していないことを確認するのに便利です。その逆もまた同様です。

設定例:(「FALSE」=複数の起動あり)
wrapper.single_invocation=FALSE

注意

このプロパティは、 コンフィギュレーションのリロード(再読み込み) で、プロパティ値を有効にすることはできません。 変更したプロパティ値を有効にするためには、Wrapperを再起動してください。

参照: 単一起動