wrapper.logfile.rollmode プロパティ

対応バージョン :3.2.0
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

このプロパティには、ログファイル保存モードを設定します。 ログファイルのファイル名付け方法の説明について、[wrapper.logfile]プロパティを参照してください。

デフォルト値は「SIZEです。

設定例:
wrapper.logfile.rollmode=SIZE

Wrapper バージョン 3.5.37 より、下記のモードのいずれかと組み合わせて日付でログファイルを分割保存することが可能です。 これは、[wrapper.logfile]プロパティの値に、「YYYYMMDD」トークンを含めることによって実行できます。

日付で分割保存する場合、各ログエントリーがそのタイムスタンプに該当する日付を含む名前でファイルに記録されます。 日付が変わる度に新しいファイルが作成され、そのファイルにログが記録されます。 これには、特定の日のすべてのログエントリーを1つの特定のファイルにグループ化するという利点があります。 ログ出力がない日には、ファイルが作成されません。

有効なモード値は次のとおり:

  • [NONE] (分割保存なし):

    このモードでは、[wrapper.logfile]に「YYYYMMDD」トークンが含まれない場合、 ログファイルは Wrapper によって分割保存しません。

    一般的には、ログファイルを分割保存した方をお勧めします。 分割保存しないと、アプリケーションが非常に大量の出力を生成した場合、 利用可能なディスク領域をすべて使ってしまい、ディスク容量不足になってしまいます。

    しかし、ユーザーがログの分割保存を無効にしたい場合もあります。 例としては、外部ログローテーション(分割保存)ツールが使用されているときです。

  • [DATE] (日付)(バージョン 3.5.37 からの「NONE」のアイリアス):

    バージョン 3.5.37 以前は、この値は日付により分割保存するために使用されていました。

  • [SIZE] (分割保存サイズ):

    このモードでは、 ログファイルの保存容量が、 wrapper.logfile.maxsize]プロパティで指定された最大保存容量を超えるごとにロール番号をつけてログファイルを分割保存します。

  • [WRAPPER] (Wrapper ごと):

    このモードでは、 Wrapper が起動するごとにに、 ロール番号をつけてログファイルを分割保存します。 コンフィギュレーションファイルがロード(読み込み)された直後に新しいロール番号でログファイル名を生成していきます。 この理由で、コンフィギュレーションのいかなる問題は新しいファイルが生成される前にログ化されます。 この WRAPPER モードでは、ログファイルの最大サイズを制限しないため、 次回の Wrapper の再起動までログファイルのサイズが成長していきます。

  • [JVM] (JVM ごと):

    このモードでは、WRAPPER モードと同じく Wrapper が起動するごとに、 ロール番号をつけてログファイルを分割保存して、 さらに、再起動した JVM の確立直前にも、ログファイルを分割保存します。 この JVM モードでは、ログファイルの最大サイズを制限しないため、 次回の Wrapper あるいは JVM の再起動までログファイルのサイズが成長していきます。

  • [SIZE_OR_WRAPPER] (SIZE か WRAPPER):

    このモードは、SIZE](分割保存サイズ)モードと [WRAPPER](Wrapper ごと)モードのコンビネーションです。 Wrapper の起動ごとに、あるいは、 ログファイルの最大保存容量を超えるごとに、 ロール番号をつけてログファイルを分割保存します。

  • [SIZE_OR_JVM] (SIZE か JVM):

    このモードは、SIZE](分割保存サイズ)モードと [JVM](JVM ごと)モードのコンビネーションです。 Wrapper 起動や JVM の再起動ごとに、あるいは、 ログファイルの最大保存容量を超えるごとに、 ロール番号をつけてログファイルを分割保存します。

参照: ログファイル