wrapper.jvm_exit.timeout プロパティ

対応バージョン :2.2.8
対応エディション :プロフェッショナル版スタンダード版コミュニティー版
対応プラットフォーム :WindowsMac OSXLinuxIBM AIXFreeBSDHP-UXSolarisIBM z/OSIBM z/Linux

警告

このプロパティの説明を読まずに、パラメータを変更することは絶対にしないで下さい。 設定を間違えると、期待どおりに動作せず、Wrapperの動作不良や不具合の原因となります。

このプロパティには、「JVMが停止している」とレポートを受けてから、 実際にJVMプロセスを終了するまでの待機時間(秒数)を設定します。 プロパティ値を「0 (ゼロ)」に設定すると、タイムアウト(時間切れ)は発生しません。

デフォルト値は「15秒」です。

設定例:
wrapper.jvm_exit.timeout=15

通常の稼働では、WrapperのJava側が JVMシャットダウンサイクルを完了し、終了する準備ができると、 [System.exit]を実行します。 このタイムアウトがトリガーされるとき、次のようなメッセージがログ化されます。

Wrapper  | シャットダウン失敗: 終了するJVM待ちのタイムアウト。
Wrapper  | JVM はリクエストに応じて終了しませんでした、中止しました

もしアプリケーションの完了に時間を要するものをアプリケーションのシャットダウンフックに登録している場合、 JVMプロセスが終了するまでの待機時間のタイムアウト問題に悩むことになるでしょう。 その問題を回避するためには、このタイムアウト時間を延長して、 アプリケーションのシャットダウンフックが完了できるくらいの時間を提供する必要があるでしょう。 ルールとしてご理解ください、シャットダウンフックは、ほとんど即座に常に完了するはずです。

警告

この機能が有効中の場合、 このプロパティ値を「0 (ゼロ)」(=タイムアウト無効)か、あるいは「ある程度の大きい値」に設定すると、 JVMプロセスが終了するため、JVMハングアップを検知するWrapperの機能が無効になる、 という意味になるので注意してください。

警告

wrapper.java.detect_debug_jvm] プロパティを「TRUE」に設定して「デバッガー検知」が有効中、このタイムアウトプロパティは無視されます。

参照: タイムアウト(時間切れ)

参照: シャットダウン

Java Service Wrapper では、必要なコンフィギュレーション設定を含んだ完全なパッケージを提供しており、 それを活用することで、皆様の求めるニーズに合った動作を実現させることができます。 上記の例の他に、工夫次第で様々なことが実現可能となりますので、それぞれ個別にプロパティページをご覧ください。