対応バージョン :	3.5.21
対応エディション :
対応プラットフォーム :

このプロパティを「TRUE」に設定すると、コンソールウィンドへのコンソールログ出力の書き込みにWindows API を利用します。 このプロパティを「FALSE」に設定すると、UNIX のように動作し、 「stdout」（データ標準出力）あるいは「stderr」（標準エラー出力）パイプへ出力を書き出します。 パイプへ書き出すと、出力を他のアプリケーションへリダイレクトすることが可能になります。 残念ながら、Windows では、パイプ経由で受信するコンソール出力のレンダリングは遅いです。 もし、ファイルや他のアプリケーションへリダイレクトすれば、レンダリング速度ヒットを回避することができます。 このプロパティのデフォルト値は「TRUE」です。

wrapper.console.direct=TRUE

Wrapper バージョン 3.5.21より以前の全てのバージョンでは、パイプ経由の出力方法を利用していました。 デフォルト動作を変更したおかげで、大多数のユーザーはスピード高速化のメリットを受けられます。 もし、出力をリダイレクトする必要がある時だけ、パイプ出力を再び有効にする必要があります。

もし、サービスとして動かしている場合には、コンソールは通常どおり存在しません。 しかし、もし［wrapper.ntservice.interactive］プロパティと ［wrapper.ntservice.console］プロパティの 両方を「TRUE」に設定している場合は、例外です。

• [ wrapper.console.direct ] (3.5.21)

  Wrapper がコンソールログ出力を書き出すときに Windows API、 若しくはパイプを利用するかを設定します。

• [ wrapper.console.flush ] (3.2.0)

  各出力ラインがコンソールへ送られた後、Wrapper が「stdout」をフラッシュ（書き出し）するように設定します。

• [ wrapper.console.format ] (1.0.0)

  コンソール出力の表示形式を設定します。

• [ wrapper.console.loglevel ] (1.0.0)

  コンソールへ出力されるメッセージをログレベルに応じてフィルタリングします。

• [ wrapper.console.fatal_to_stderr ] (3.5.3)
• [ wrapper.console.error_to_stderr ] (3.5.3)
• [ wrapper.console.warn_to_stderr ] (3.5.3)

  コンソールへ出力される警告メッセージを「stdout」、若しくは「stderr」へログ化するかを指定します。

• [ wrapper.console.title ] (3.1.0)

  Wrapper が作動しているコンソールのタイトルバーに表示されるタイトルを設定します。

• [ wrapper.console.title.<platform> ] (3.3.0)

  プラットフォームに基づくコンソールのタイトルを設定します。

• [ wrapper.disable_console_input ] (3.3.2)

  Wrapper が JVM 内でコンソール入力を処理する機能を無効にします。

• [ wrapper.ntservice.console ] (3.1.0)
• [ wrapper.ntservice.generate_console ] (3.3.2)
• [ wrapper.ntservice.hide_console ] (3.0.4)
• [ wrapper.ntservice.interactive ] (3.0.0)
• [ wrapper.javaio.buffer_size ] (3.5.21)

  JVM と Wrapper プロセス間のパイプに利用されるバッファのサイズを設定します。

• [ wrapper.javaio.use_thread ] (3.5.21)

  Wrapper が JVM からのコンソール出力処理に専用のスレッドを利用するかどうかを設定します。